・グッバイマイラブ ~グッバイマイラブ~
ハンバートハンバートでギター弾いたりバイオリン弾いたり歌ったりしてる、男性のほう、佐藤良成さんのユニット「グッバイマイラブ」のアルバムレビューを。
【ハンバートハンバート】
ハンバートハンバートが大好きです。
アイリッシュ、カントリー、ブルース、フォーク、童謡。高田渡にボブディラン。
自分の好きな音楽の要素が散りばめられていて溜まらない。
で、僕は好きなアーティストがいると、その人の別プロジェクトやソロなんかも一通り手を出してみたくなるタイプです。
昔は「ようわからん新人に曲を提供してる」だけでもそれを手に取ったり、ほかのアーティストのアルバムに1曲ゲスト参加してる、だけでも手に取っていました。さすがにそれは自己満足の世界で、投資のわりに満足度が低く今はそこまではしなくなりましたが、がっちりの新プロジェクトとなれば当然今回の「グッバイマイラブ」にも手を出すわけです。
※ソロアルバムにももちろん手を出しています。後日に。
ゆうほさんの声がない、エレキギターを鳴らす、りょうせいさん。
気になるに決まってた。
発売日に買いにいったはず。
【アルバム】
1.地動説 (作成作曲/良成さん)
2.ストーブ (作詞作曲/村井さん)
3.くたばれ、人生の先輩たち(作詞作曲/良成さん)
4.やきいも(作詞作曲/村井さん)
5.おねしょのうた(作詞作曲/良成さん)
6.Martha(トムウェイツ/ボーカル良成さん)
7.ノアの箱舟(作詞作曲/良成さん)
8.うまくできるだろうか(作詞作曲/良成さん)
ジャケットの女性のイラストは村井さんが描いたそう。
多才やなー。
ドラム&ボーカル 村井健也さんとの2人のユニットです。
村井さんは佐藤さんの学生時代からの友人で既にハンバートハンバートとして活動していた2007年に佐藤さんが声をかけて結成したとのこと。
で、村井さんはハンバートハンバートに曲を提供していたりするらしい。
今手元にアルバムないんで、また改めて確認して更新します。
てことで二人とも作詞作曲してて、自分が作った曲に関してメインボーカルをとっています。
曲は良成さんのソロからの曲も多いですねー。
村井さん、なかなか味のある感じの歌。
決してうまいってわけでなく。
で、録音も決して綺麗でない。
ドラムはちょっとアマチュアの録音感のあるこもった感じの音。
※村井さんもともとドラムじゃなかったんですね。前バンドからドラムが抜けたんではじめたそうな。それでかー。ドラムめちゃくちゃシンプルやなーと思ってたんです。でも歌いながら叩いて、ちょっとべたってした感じで才能やなー※
それがすごく心地よくなっています。
これ、ハンバートハンバート好きからこのアルバムを手に取ったらそう感じるけど、なんの前情報もなく聴いたら雑に感じるかも。
そういう同級生ならではの「ええ感じ」を感じれる。
曲調も全体的に似たような感じでミドルテンポ、ギターをコードでカッティング、シンプルなエイトビートのドラム。
そこに良成さんの抑揚の少ない低温のボーカル。村井さんも声は高め?やけれど抑揚の少なさは良成さんに近い。
でも飽きないのは才能なんだろなー。
最近聴いてないですがソロアルバムは、同じような曲調で途中で飽きたような記憶が・・・
詩もいいんだなー。
歌詞カード見てるだけでも楽しい。
良成さんのぼわっと情景が浮かぶ歌詞は詩人のようだし、村井さんの詩ももっと具体的に情景を思い浮かべれる、でもなんというか、、、セピアでもない、昭和のカラーテレビみたいなちょっと擦れた色がついている世界観でいいなぁ。
テンポもミドルやし、一人で散歩しながら色々物思いに耽りながら聴くのが良いアルバム。
みんなで部屋に集まって酒を飲みながら聴く感じじゃないな、僕のなかでは。
音の状態も含めてなんだか友達のバンドのような、変な親近感を持ってしまうのです。
もうライブもせえへんのかなー。ふらっとしてもらいたいもんです。
以前くるり岸田さんとのインタビューで「やっぱりベースが必要性ってことに気付いた(ベースないとなんか音がすかすかしてる)」ってこと言われてたんで、ベース入れて継続してはるのかしら。
ハンバートハンバートのホームページ見たけど絶賛ツアー中で、良成さんのソロも予定ないですね。
たまに阿波座に来られてたのも、身に行けてないなー。
↑ほぼTOPページだけですが、ホームページ残ってた。
アルバムの1曲目を飾る「地動説」のPVがYOUTUBEアップのものですが見れます。
通販も生きてるっぽいのでアルバム購入も可能です。
↑このインタビュー、結成の経緯とかおふたりの関係が見えて面白いです。
↑グッバイマイラブとしてではないですが、話のネタにグッバイマイラブ出てきます。
岸田さんの物言いがすごく素敵。普通だったら気をつかって言えなさそうな言葉を伝え記事になる際にも削除依頼しないあたりに二人の良い関係性が見えて素晴らしい対談だなーと読み込んでしまう。
- アーティスト: グッバイマイラブ
- 出版社/メーカー: Red River Records / PLANKTON
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: CD
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